「コリ」は押すと痛いです。
それは「こっている状態が放置しておいていい状態ではないから」です。

放っておかない方が良い状態なのに、自ら痛まない

主にコリとなる(縮んで固まりやすい)筋肉は、
日常的によく使う腕やモモやふくらはぎなどにあります。

なのに腕やモモやふくらはぎなどが痛くなることってほとんどないんですよね。
これの理由はハッキリしてるわけではないけど、たぶん
「それらが一番に痛くなると、動くのが困難になっちゃうから」
なんじゃないかと、私は思います。

肩こりの肩や腰痛の腰のように、それ自体が痛くて気になるなら話は早いんですが
これらの「本当にほぐさなくてはいけないコリ」
は自発的に痛むことが少ないから、気づいてもらえず厄介なんです。

でも、気づかないからといって、ハリばかりほぐしてコリを放置してはいけないんです。

コリを放置しちゃいけない本当の理由

コリを放置してはいけない。その理由は、ズバリ
「伸びにくい筋肉なので、無理に伸ばそうとする際に切れちゃう可能性があるから。」です。

筋肉が「縮む能力しかない」という話は前々章に書きましたが
「自ら伸びることができない」というデメリットは
「縮んで固まりやすい」という特徴と、
偏った筋肉の使い方により「伸びにくくなって関節の可動域を制限してしまう」という悪影響を産むんです。

ですが私たちのカラダが縮んだコリに「痛み」というサインを出させている本当の理由は
「関節の可動域が狭くなる」くらいの軽い悪影響を怖がっているだけではないんです。

本当に怖いのは
「凝り固まった筋肉のせいで体を動かせなくなってしまう(歩けなくなってしまう)可能性がある」からなんです。

大げさに聞こえますか?だけど本当なんです。
筋肉って縮む能力しかないから、縮んで力を発揮するためには当然その前に伸びなくてはいけないんです。
縮んだ筋肉がそれ以上に縮むことは難しいですからね。でもコリは、そもそも「伸びにくくなっている」のです、、。

コリを放置したために起きた悲劇、、、

例えばふくらはぎの筋肉が縮んで固まっている状態で、短距離走のスタートダッシュをしようとしたとします。
ふくらはぎの筋肉をつかって足首で地面を蹴りだす。
その際にまずはふくらはぎの筋肉を引き伸ばさなくてはいけない。
だけどふくらはぎの筋肉の伸びは悪く、その状態でまた縮んで蹴りだそうとするテンションがかかる、、
何が起きるか想像できますか?

肉離れ、もしくはアキレス腱の断裂です。

運動会でお父さんに起こるあれです。
こういう不幸が起きるのはどちらかと言うと「昔は走れていた」人が多いんです。
ある程度鍛えていたから筋肉もしっかりしている。そのしっかりした筋肉が固まり伸びにくくなっていることが問題で、
しかも本人は走れる自信もあるので、この固まった筋肉をしっかり使う走り方をしようとする。
だけど現実にはその筋肉は伸びにくくなっているので、かかったテンションに負けて断裂してしまう、、

恐ろしいですよね。この事例は運動会ならいいものの、歩き始めた我が子がふとした瞬間に交通量の多い道路の方へ近づいて行っていた。急いで追いかけなきゃ!なんてシチュエーションを想像してみてください。怖いなんてもんじゃないです。

だからコリはあってはいけないものなんです。