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産後に「骨盤が開いてしまって、、」とおっしゃってご来院されるお客様はとても多いです。
だけど、本当に骨盤が開いてしまっているんでしょうか?
実際に、出産時女性の骨盤は開きます。赤ちゃんが産道を通るのに必要だからです。
そのために仙腸関節というものが備わっているし、恥骨結合はくっついてはいないんです。
でも、だからと言って
「本当にあなたの骨盤は開いているんですか、、?」
もし本当に骨盤ががっつり開いてしまっていたら、そもそも通常の姿勢で立つことは出来ません。
つま先、膝が外を向いてしまい、まっすぐ脚を出すことも、後ろに蹴りだすことも難しくなるでしょう。
実際に恥骨結合が閉じ切っていない状態のままになってしまう人も、ごくまれにいるそうですが
その場合も、閉じ切っていないのはほんの数ミリで、レントゲンを撮らなくては診断できません。
そんな変化を見た目だけで「あなたの骨盤開いてしまっていますよ」なんて
正直無責任だと私は思います。
はっきり言いますが、骨盤が開いたままなんてありえないし、
実際に立って歩いて日常生活が送れているなら、もし万が一に恥骨結合に隙間があっても
骨盤ベルトをするくらいで、特別な治療が必要になるなんてことはあり得ません。
同じ理由で「骨盤が歪んでいます」という言葉も私は大嫌いです。
骨盤は 傾くことはあっても歪むことはあり得ませんし、
もし骨盤の形が特徴的になっていたとしても、それがゆえに歩けないなどの不具合がない限り
それはあくまでも「個性」なんです。
じゃあなんで産後に骨盤がグラグラするんですか?
これは骨盤が閉じてない証拠なんじゃないですか??
という声が聞こえてきそう、、
安心してください。それは骨の不具合ではなくて、筋肉の不具合です。
それも、骨盤の、というより「股関節の」筋肉が使えていない状態なんです。
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大抵の場合グラグラするのは立とうとする時、または脚を踏み出す時、しゃがむ時や立つ時です。
それってつまり股関節を動かす時。ということなんです。
ではなぜ股関節がグラグラしてしまうのか。それは「股関節を支える筋肉が使えていないから」なんです。
コリが発生した筋肉は、十分なパフォーマンスを発揮することができなくなってしまいます。
(理由はこちらで解説しています。)
筋肉のパフォーマンスが下がる。つまりしっかり力が入らない状態になっている。ということ
だからグラグラするんです。
しかも大事なことは、股関節の筋肉といっても「脚を蹴りだす筋肉」ではなくて「股関節を支える筋肉」
つまりインナーマッスルが使えていないんです。
股関節を支えるインナーマッスルで、特に重要なのが外旋六筋と腸腰筋です。
そしてこれらのインナーマッスルを自分でほぐすには、揉んだりストレッチするよりも「動かす」ほうが良いんです。
動かしてほぐして、ついでに動かし方をからだで覚えて、繰り返して使えるようになっていく。
それが目的のセルフケアです。
セルフケア
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![](https://seitai-manabiya.com/wp-content/uploads/2020/04/腸腰筋動かし うつ伏せ.png)
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