妊娠後期には、痛みが出やすい人にはいろいろなところに不調が出ますから
「腰の方が気になる!」って人が多いのは事実なんですが
実は「背中がはって、、」というのもとても多い症状で。

だけど腰痛のように生活に支障が出るわけではないので、
背中のハリは無視されてしまうことが多いのもまた事実、、

だけど自分でケアできるなら、やはりほぐして楽になりたいですよね

というわけで、妊娠性の背中のハリについて解説します。

背中の構造

そもそも、背中ってどんな構造になっているかをまずは知りましょう。
うつ伏せで背中に子どもが乗ってきてもそれほど苦しくないけど、
お腹に立たれたりするとしんどいですよね。

当たり前のことですが、お腹は柔らかく、背中は固いんです。
なぜかって「背中には肋骨があるから。」

これが当たり前のことだけど、意外とみんなが知らない真実で
「肋骨も骨格構造なので、動くんです。
そして動けなくなった肋骨回りの筋肉はやはりこるんです。こったら痛みを発するんです」ということ。

肋骨の動きとは

妊娠後期の背中のハリは「胸郭が下から押し上げられる」ことが原因なんです。
と、言われても はてな、という感じですよね。イラスト付きで解説します。

胸郭とは、背中から肋骨が出て、それがぐるりと回ってきて胸の真ん中で胸骨と関節する。
その構造が12本連なってできた筒状の骨格構造を「胸郭」を呼びます。

この胸郭が広がったりしぼんだりすることで、
人間は呼吸することができているんです。

「え??呼吸って肺がやってるんじゃないの??」
と思った方がいたら、覚えておいてください。
肺は自ら膨らむことは出来ないんです。

まごのて庵庵主こばやしの師匠 手力整体塾塾長 パンチ伊藤の動画

上記動画はおもに横隔膜の動きを解説したものになっていますが
これと併せて肋骨も動くものなんです。
肋骨の動きは吸気で肋骨が上がって広がり、呼気で下がってしぼまる。という動きです。

妊娠後期になると子宮底が上がってきます。
だから胃が押し上げられてご飯があまり食べられなくなったりしますよね?
当然横隔膜も押し上げられるので呼吸も浅くなります。
それは実感している人も多いと思うのですが
「呼吸が浅くなっているから深呼吸しましょうね」って言われたら
みんな等しく息をいっぱい吸おうとしちゃうんですが
妊娠後期の胸郭のコリによる呼吸の浅さは
「吸えてないんじゃなくて、吐けてない」なんです。

上記のイラストを見てみてください。
胸郭は息を吸う時に上方向に広がって、吐くときにした方向にしぼまります。
子宮底は下から上へ臓器を押し上げていくわけですから、胸郭も上に広げられてしまう。
想像つきましたか??

だから、妊娠中に背中がこってしまったときは、とにかく息を吐く事!なのです。
固まってしまった胸郭のゆるめ方は下記のケアを挑戦してみましょう。

セルフケア

上記ケアで肋骨回りの筋肉をゆるめたら、最後に息をめいっぱい吐いて肋骨をすぼめます。
その際に肋骨に手を当てて、動きを意識しながら呼吸してみましょう。