妊娠中期のむくみのページに、むくみのメカニズムについて記載しました。
そちらを読んでない方はまずそちらをご一読ください。
妊娠後期になると、赤ちゃんがぐんと成長していきます。
そうなると、骨盤の中は内側から押し広げられるような圧を受けるようになるんです。
そして赤ちゃんの裏側、背骨と子宮の間に、下半身につながる太い血管が流れているんです。
ココが内側から圧迫されるわけですから、血流が悪くなるわけです。
この部分は赤ちゃんの裏の隠れてしまうわけだから、当然揉んだりすることはできません。
しかし血流を促すために、外からマッサージしなくてもほぐす方法があるんです。
それは、「血管のそばを通っている筋肉をポンプさせること」詳しくはこちら
そして、骨盤の内側にあって、上記血管のそばを走っている筋肉というと
腸腰筋 というものになります。
この腸腰筋、ふだんあまり意識して使うことがないので
妊娠しているかどうかにかかわらず、この筋肉が使えていない人が多いのが現実、、
しかも妊婦さんは特に、この腸腰筋が縮んで、もしくは伸びて固まってしまっていて
しっかり使えていないことが多いんです。
なぜなら、この腸腰筋は基本は「脚を前に引き出す動き」で使うものだから。
お腹が出てきて膝を抱えるような姿勢がしにくい妊婦さんは、
そもそも脚を十分な可動域で使えていないので
必然的に股関節に関わる筋肉である腸腰筋も、
使えなくなっている可能性が高い。ということなのです。
なので、妊娠後期のむくみケアとして大切なのはまず「腸腰筋を目覚めさせる」こと。
そして「腸腰筋を動かすよう試みる」こと。の二段階ステップになります。
セルフケア
まずは目覚めさせるケア。
下記のストレッチをした後で、そのまま手と足で引っ張りっこしてみてください。
ポイントは「膝に力を込めない」ことです。
腸腰筋はインナーマッスルなので、使っていることを実感することが難しいんですが
まずはとにかく「意識をむけること」です。
そして実際に使ってみるケアです。
