むくみや足の重さは女性の不調の代表例みたいなもので
妊婦さんじゃなくても足がむくみやすくて、、という方はたくさん居ます。

しかしむくみがちな方の下半身の状態は、
妊娠しているかしていないかでレベルが全然違うんです。 理由はこれ

カラダの中の血管の流れです。
骨盤の内側を通って内ももを通って足先へと続いています。
そしてとくに重要な上半身と下半身をつなぐ腰椎から骨盤のエリアに
赤ちゃんが成長するわけです。

子宮が大きくなっていくにつれておくにある血管を圧迫するので
下半身の血流が悪くなる。という話はよく聞くと思います。

ですが、この話にはもっと大事な問題が隠されているんです。

そもそも、人間のカラダって二足歩行なので
心臓の位置が他の生き物とくらべて相対的に高い位置にあるんです。

そして地球上のすべてのものに等しく重力がかかるので、
心臓から動脈にのって四肢に血流が巡る際には心臓一つのポンプの力で十分なのですが、
静脈にのってまた心臓にもどる時には今度は重力に逆らわなくてはいけません。

だから下半身はむくみやすいんです。
そして重力に逆らって心臓に戻る血流をサポートするために役立っているのがふくらはぎの筋肉です。
なので、よく「ふくらはぎは第二の心臓です。」って言われるんですね。

と言ってしまえば話は単純でおしまいなのですが、ここには重要なのはこの先!

そもそも、なぜふくらはぎが第二の心臓となりえるのか。それは血管の構造に理由があります。
下のイラストを見てください。

血管には心臓から血流を全身に送り出す「動脈」と
逆に心臓に戻ってくる「静脈」があるのはみんな知ってると思います。

だけど動脈と静脈の大きな違いを知らない人は多いはず、、

この二種類の血管の大きな違いは「静脈には弁がある」というものなのです。(右図参照)
弁、これは「血流の逆流を防ぐ」機能として存在しているのは言わずもがな、ですが
この弁があるおかげで、ふくらはぎが主に血流を心臓へ戻す方向への「第二の心臓」たりえるのです。

筋肉は筋繊維が伸縮して骨格を動かすものです。
筋繊維が収縮を起こすとその筋肉の太さはどうなるか想像できますか?
ちからこぶを想像していただけるとわかりやすいですね。そう、太くなります。


血管はそもそもエネルギーを消費するところへ燃料を運ぶために四肢へ伸びているので、
筋肉があるところには血管があるんです。
その筋肉が収縮して太くなると、当然近くを走る血管を横から圧迫することになります。
そして静脈には弁がある。

つまり、筋肉が収縮するたびに血管の中の血液は心臓の方へを押し出され、
圧がゆるんでも弁のおかげで逆流することもなく、徐々に心臓へと戻されるのです。

ただし、これが機能するためには「ふくらはぎがちゃんと伸縮しなくてはいけない」んです。
ポンプされるから中で血流が促されるわけですからね。

むくんでいる人の大半は、このふくらはぎの筋肉が「縮んで伸びられなくなって」ポンプの機能を失ってしまっているんです。
ふくらはぎポンプの機能を回復するためのケアを載せます。
ぜひ挑戦してみてください