乳児がいるお母さんが肩こりなのは、抱っこのせいだし。っていうので誰もが納得してしまう。
だから放置されてしまう、、という悲しい事実があります。

しかも妊娠中の不調と一緒で「そのうち終わるから」と言われてしまったりするので尚更、、
でも、放置しない方が良いものもあるんです。
それが首のコリ。

なぜって、首のコリは 時限爆弾のようなもので
蓄積するとある時突動かなくなっちゃうんですから。

(人はそれを”寝違え”と呼ぶんですが 実は起きてるときになる人も多いんです)
そして首が動かせなくなるといろんなことが億劫になる。視野が狭くなる。いい事一つもありません
そして何より
首のコリの影響は背中、腰、骨盤まで どこに出るかが分からない。(背骨はつながっていますからね)ということなんです。

そしてこの恐怖の首コリは 授乳期が一番やばいんです。 理由を解説しますね

頭は何キロ?

皆さん自分の体重は知ってますよね
ではカラダのパーツごとの重さって知ってますか?
例えば、50キロの人だったら 胴体は25キロくらい。腕は一本4キロで 足は一本7キロくらいのものです。
これはだいたい想像できるんじゃないかな、と思いますが
では頭は何キロあるでしょうか
頭は全体重の8%くらいなんだそうで。 ということは体重50キロの人なら頭は4キロあるんです。

そして、人間の構造をすごーくシンプルに表すとこんな感じになっています。(二足歩行ですからね)⇒⇒
この構造の一番高い部分に小さくて重い球が乗っている。ということになるんです。

そこで想像してみてください。
その構造にばねのようなものが対になって着いていて
球が傾くとそれらが張ってバランスを取ろうとする。と。
これが重力推薦に重なるようにまっすぐに立てているなら
骨組み構造が支えてくれるのでばねにはテンションがかかりません。
でももし傾いてしまったら、、
倒れないようにバネが頑張らないといけない。 

これが人間の背骨でも起きているんです。
人間の背骨は横から見るとS字のカーブを描いているのですが
その上で、頭の位置がからだの重心線からずれていなければ
上記のような余計なテンションはかからないんです。

ですが、この姿勢になった時、どうなるかというと
ここが伸ばされないように、と頑張らなきゃならなくなるわけです。これが「ハリ」を生むわけですね。

そして、授乳中の姿勢を想像してみてください。
これでもかってくらいうつむきますよね。むしろ胸元をのぞき込むような姿勢になります。
これが首に負担をかけてしまうわけです。

しかもうつむいている時って、ぼんやりしていると口の隙間からよだれが垂れちゃいますから
いつもよりしっかりめに口を閉じようとするんです。
そのため、無意識に食いしばっているパターンも多いんです。
食いしばりによる咬筋のコリは、更なる首のこわばりを生みます。

授乳による首こり自体も避けられないものです。
だからこそ、蓄積しないように早めにケアしてあげましょう。

セルフケア

後頭部から頸椎の後ろを通って肩甲骨をぶら下げる筋肉が固まっていると首のケアは入りにくいので
まず肩甲骨をゆるめておきます。

そして首のけあです

あと、うつむいていると無意識に食いしばってしまうので、ほっぺも重要です。