ぽやぽやで小っちゃかった赤ちゃんも、
一歳を超えてくると一気に重くなりますよね。
しかも赤ちゃん自身が歩きたがるものだからいちいち抱っこひもも使いにくくて、、
そんなわけでお母さんたちは、
手首でも肘でも肩甲骨でもなく
「骨盤」を使って抱っこをするようになります。そして骨盤が歪むんです。
なんて言っておいて、私自身は「骨盤がゆがむ」という言葉が大嫌いなんです。
なぜなら骨盤は歪んだりしないからです。
別のページでも解説しましたが
骨盤は一塊の大きな骨、というわけではありません。
腸骨、恥骨、坐骨、仙骨というそれぞれの骨がくっついて骨盤となるのですが
生まれたときはそれぞれまだ完全にはくっついていなくて
成長に合わせて徐々に固まっていくんです。
ただし、仙骨と腸骨の間はがっちり固まるわけではなくて、
ここは「仙腸関節」といって関節を形成するんです。
そしてその向かいに位置する恥骨結合は「結合」といって接しているだけで、
くっついているわけではないんです。
骨盤がそんな構造をしているせいで、簡単に歪んでしまったり、開いたままになってしまっている。
という妄想に悩まされてしまう人が続出してしまっているんです。
これには「骨盤のゆがみ」なんて言葉を生み出したこの業界自体が悪者なんですが、、、
でもここらで「骨盤のゆがみ」なるものが一体何なのかをはっきりしてしまいましょう。
前述の通り、骨盤が一塊の大きな骨、というわけではない。という理由で
歪んでしまうことがある(あるいは開きっぱなしになってしまっている)という不安が産後のお母さんを悩ませるんですが
そもそも、本当にそんなことになってしまっていたら、まず立てませんから。そして歩くなんてもっと無理。
ということは、曲がりなりにも立って歩けているならあなたの骨盤は大丈夫。ということなんです。
でも「骨盤が歪む」ってみんな言うじゃないですか、、!
という不安を抱えたお母様方。聞いてください。
骨盤は歪むんじゃなくて「傾く」そして「ねじれる」んです。
そして自分の身体の状態を確認したいという方には、下記の方法をお勧めします。
チェックの方法
まず簡単に。
床に座ってお姉さん座りをしてみてください。
そして、そのあと両膝を左右反対に倒して、逆向きのお姉さん座りをします。
しっくりこないですか、、?
長時間は座っていられない。と感じたら あなたの骨盤は傾いています。
次は椅子に座って足を組んでみましょう。
左右の足を反対に組むと、やはり同じことが起きます。
この場合は「座っていられない」というよりも「深く組めない」という感じがするはず、、
だとすると、あなたの骨盤はねじれています。
でも心配しないでください。
本当の問題は骨盤そのものよりも
大腿や腰椎など、骨盤周辺から伸びている筋肉のコリに起因するもので
「骨の歪み」ではないですから!
でも心配ですよね
そんな人は下記のセルフケアに挑戦してみましょう。
簡単に 気持ちよく 骨盤が動きやすくなるはずです。