赤ちゃんがいるお母さんの腰がいたくなると、まず「抱っこが重いから、、」と
自分でも思っちゃうし、誰かに相談してもたいていそう言われます。
確かに抱っこは腰に負担がかかります。
では、抱っこで腰が痛くなった時、どこをほぐすべきだと思いますか?
たのページで散々書いてきましたが
痛いと感じているところには本当の原因はいなくて、
どこか別のところに縮んで固まった「コリ」がある場合が多いのです。
実際、自分の体だけで立っている時と違って
赤ちゃんを抱っこしていると前に荷重がかかります。
この荷重に負けてしまうと体は「お辞儀をするような」姿勢で倒れこんでしまいます。
その負荷に耐えるために腰が頑張っている。って感じるんだと思います、、、が
お辞儀する時動いている関節って、「腰椎」ではないんです。
試しに腰骨に手を当てたままの状態で、腰から上だけでお辞儀するようにしてみてください。
腰椎から上の動きだけでは、せいぜいお臍をのぞき込むくらいしかできないんです。
じゃあどこでお辞儀しているのか 「股関節」なんです!
と、いうことは赤ちゃんの負荷を支えているのも「腰椎」ではないんですよね。股関節なんです。
←お辞儀の姿勢って、実は足を前に出す姿勢なんです。
なので、お辞儀する方向に負荷がかかっている時、
人間のカラダは無意識に「股関節を後ろに蹴りだす筋肉」で股関節を支えるんです。
この、「後ろに蹴りだす筋肉」は
モモの裏の筋肉で、坐骨から出ています。
ここがこると骨盤の滑らかな動きを阻害するので
結局、腰椎が動きやすさを阻害してしまい、
動けなくなった腰椎までつられて固まってしまい
「寝起き、動き出しで腰が痛い」などの問題が発生するんです。
なので腰痛を和らげるためにモモの裏とお尻をほぐして、
股関節の可動域を広げなくてはいけないんです。
セルフケア
股関節の可動域を制限している殿筋
まずは股関節の可動域の具合を確認します。
下記の四肢性で膝がお臍に着けられるなら、お尻をほぐす必要はありません。
でももしこの姿勢が取れないようなら、お尻をほぐした後にこのストレッチを頑張ってください。
可動制限の元となっているモモの裏
次にモモの裏の伸び具合を確認します。
誰でも「軸脚」というものを決めていて(安めの姿勢で体重を乗せるほうですね)
そちら側が上がりにくくなっていることが多いので(つまり左右差があることが多い。ということです)
伸びが悪かったらモモの裏ほぐしのケアをやってからまたストレッチです。
始めのストレッチで左右差も見極めてその差をなくすようにケアをしていきましょう。
モモ裏のストレッチにはこんな方法もあります。